「守備戦の考察」1

2003年7月23日
今日はTC始める前に先日の取材をUPします。

7月21日都内某所、SG(シュミレーション・ゲーム)のイベントが開催された、集まったのは30代〜40代中心という以上に高年齢層なファンたちだった・・・そして午後2時、私は兼ねてより目をつけていたM氏に、守備戦についての考察の取材を開始した・・・

M氏略暦/世に、コンピューターが普及するはるか以前、シュミレーション・ゲームといえば、ボードを使用するWARゲームだった時代があった。そしてその時代、専門誌のオープン戦で数々の華々しい戦績を残し、"SS師団長"と呼ばれ、特に二次大戦末期のドイツ軍での守備戦に、抜群な冴えを見せた人物である。

筆者:「あの〜実はいまネットで、TCというゲームにはまっておりまして・・・(以下20分ほどTCの概略と、戦争の種類、攻め戦場と守備戦場の事などを説明)」
「そのゲームにおける守備戦の戦意高揚について調べているんですが・・・」

私の話に少しづつ興味をもってくれたM氏は、大仏を横に伸ばしたような顔にうっすらと笑みを浮かべながら話しはじめた・・・

「多分、そのゲームを長くやっている人たちはもう知っていると思うのだが、守備戦の方が戦意が高揚するのは実に当たり前の事だよ。
なぜならば、守備と攻めではプレーヤーのモチベーションがまったく違うと言っていいからねぇ〜まず第一に守備ということは、それをする側には領土を侵略者から防衛するという基本的理念が存在するだろう、これが大事なんだ!
人間の心理として、防衛=崇高な使命という感覚が働く、これは万国共通だな・・・こないだのイラク戦争だってそうだろう、米国はあの戦争を国土防衛戦争と位置づけて戦争をしている。もちろん現実は全くの欺瞞なのだが、米国としては兵士のモチベーションや、国内の賛成を取り付けるためにも防衛戦争にしなければならなかたんだ。つまり、攻め=侵略より、守備=正義の戦いの方が乗せやすいって訳だな。
そのTCってゲームにも、指導者らしき人たちがいるようだけど、案外彼らはその事には気づいてるんじゃないか?守備の方が国内をまとめやすいし、戦場に人員を動員しやすいからね〜逆に難しいのは攻めている時のモチベーション・コントロールだろうな〜(次回へ続く

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